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新着情報

思いやりの訓練道具

聖和記念病院

先月、筑陽学園高等学校 インターアクトクラブ様から寄贈していただいた「輪投げ・絵合わせカード・絵と文字のマッチングボード」を患者さんの訓練に導入いたしました。

 

「輪投げ」の輪はホース・チューブ素材で持ちやすく、的は大きく入りやすいような作りになっています。患者さんは「ゲーム性があり、楽しんでできるね」と笑顔で取り組んでいました。「絵合わせカード」「絵と文字のマッチングボード」は絵の種類が豊富にあり、手作りの文字や明るい絵が描かれてあります。患者さんから「文字が見やすく、親しみやすい」や「生徒さんが頑張って作っている様子が目に浮かぶ」等のご感想をいただきました。

 

手作り作品には「相手のことを考えながら作る」という特徴があると言われています。生徒さんは訓練道具を制作するにあたって、どんなものを作りたいのか話し合いを重ね、「楽しめるように」「使用中ケガをしないように」と工夫され、分担して作業を進めていったと伺いました。今回は残念ながら患者さんに使用していただいている所をお見せすることはできませんでしたが、「思いやりの気持ち」は十分に伝わったと感じます。今後も自発的な活動を続け、社会に貢献することや困っている人を助ける気持ちを育み、社会に羽ばたいてほしいと思います。